めまいと耳鳴りを繰り返す病気はメニエール病?何科を受診するべき?

突発的に起こるめまいが繰り返し現れ、さらに耳鳴りや、耳がつまったような聴覚症状もある場合、メニエール病が疑われます。

悩む女性1

メニエール病の症状や原因、治療法などについて、詳しく説明します。


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メニエール病とは?

メニエール病は、めまいを長期に渡って繰り返す代表的な病気で、内耳の異常が原因で起こります。メニエール病が疑われる場合は、耳鼻科を受診します。

メニエール病の症状

・ぐるぐるまわるようなめまいを繰り返し起こす
・耳鳴り、耳がつまった感じなどの聴覚症状が現れる
・吐き気を伴うこともある

めまいの時間や頻度は、人ぞれぞれです。1回めまいが起こると数時間や半日ぐらいめまいが続き、仕事もできない状態になる人もいれば、数十分で治まる人もいます。頻度もバラバラで、週に何回も起こる人もいれば、年に数回程度の人もいます。

メニエール病の特徴は、めまいと共に、耳鳴りや耳閉感(耳が詰まったような感じ)が起こります。吐き気を伴って嘔吐する場合もあります。一般的には、聴覚症状が出るのは、片方の耳だけの場合がほとんどですが、進行すると、もう片方の耳にも起こることもあります。

メニエール病の原因

鼓膜の奥にある内耳(ないじ)に、体のバランスをとる三半規管や耳石器があります。これらが感じ取る情報は、前庭神経を通って脳に伝えられます。さらに、内耳には音を感じ取る蝦牛もあります。

三半規管から蝦牛までは、内リンパ液という液体に満たされた状態になっていて、メニエール病では、何らかの原因によって、この内リンパ液が増えて、筒の内部に内リンパ液がたまって、水ぶくれの状態になって、三半規管や蝦牛を圧迫するようになり、三半規管が圧迫されてめまいが起こり、蝦牛が圧迫されると、難聴、耳鳴り、耳閉感などの聴覚症状が現れます。

内リンパ液が増える原因は、はっきりとはわかっていませんが、ストレスが大きく関係している、と言われています。ストレスによって体の水分を調整するホルモンに異常が生じ、その結果、内リンパ液が増えて水ぶくれができて、メニエール病が発症する、と考えられています。

几帳面な人、真面目な人、物ごとを深く考えすぎてしまう人など、ストレスの影響を受けやすい人に、多く発症する病気です。

メニエール病と間違えやすい病気

めまいがする病気はメニエール病?と思われがちですが、めまいの症状が出る病気は、メニエール病以外にもあります。

怖いのが、脳梗塞など、脳の病気です。脳梗塞の前兆にも、めまいを起こすことがあります。脳に障害が起こってめまいが起こる場合は、めまいの他に体がしびれる、麻痺する、ろれつが回らなくなる、頭痛がする、などの症状も見られます。このような場合は、すぐに救急車を呼び、医療機関での受診が必要です。
救急車1

メニエール病の治療法

メニエール病と診断されると、治療法は生活習慣の改善薬物療法が基本になります。

●生活習慣の改善

メニエール病はストレスが大きく関わっている、と言われるので、ストレスを溜めない生活を送ることが重要です。不摂生をやめ体をいたわり、ストレスを発散させます。過労をやめ、しっかり睡眠をとって、睡眠不足にならないようにします。

さらに軽い運動が効果的です。体を適度に動かすと、心地よい疲労感で、寝付きがよくなり睡眠の質も向上します。

また、自分がストレス発散できるような趣味を持つことも効果的です。

 

●薬物療法

強いめまいを抑える重曹水の点滴、吐き気を抑える制吐薬、めまいを和らげる抗めまい薬などが用いられます。

生活習慣の改善と薬物療法を行い、2~3年たっても症状の改善が見られない場合は、内リンパのう開放術や、鼓室内薬液注入法などの治療法が検討されます。

薬1

メニエール病の治療期間

メニエール病は、発症から2~3年以内に改善することが多いと言われています。もちろん、それより長くかかる場合もありますが、できるだけ早く改善させるには、早期の段階から治療を始めることです。その為、メニエール病が疑われる場合は、早めに耳鼻科を受診するようにして下さい。

さらに治療が遅くなると、難聴が進行して、元に戻りにくくもなります。長く続いている場合でも、何かをキッカケに突然よくなる、というケースもあるそうなので、諦めずに治療を続けていくことが重要です。

めまいが起きて、「あぁ、メニエール病か」と放置しないで下さい。脳の障害によるめまいの場合もあるので、見逃さないように注意する必要があります。

 

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