赤ちゃんが吐いた(嘔吐)時に考えられる病気、風邪以外に疑われるものは?

赤ちゃんが嘔吐した時、風邪以外に様々な病気が考えられます。中には至急、診察を受ける必要がある病気の可能性もあります。

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赤ちゃんが吐いた時に考えられる病気や、吐いた時の対処法、食事や飲み物などについて、詳しくまとめました。


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赤ちゃんが吐いた時の対処法

赤ちゃんが吐いた時は、まずは仰向けにせず顔を横に向ける、もしくは体ごと横に向けるようにします。仰向けのままで寝かせておくと、吐いたものが気道に詰まって窒息する恐れがあります。

また、口の中に吐いたものが残っていると、泣いた拍子などに吸いこんで、気管に入り込んだりむせて呼吸困難になることもあるので、ガーゼを指に巻いて取り除きます。指を口の中に入れると、吐き気をさらにもよおしてしまうので、あまり奥に突っ込まないようにして、やさしく取り除くようにします。

衣服やおむつをゆるめて、赤ちゃんがリラックスして呼吸できるようにします。

吐瀉物が洋服やシーツについている場合はすべて取り変えてあげます。吐瀉物の臭いで、また吐き気をもよおしてしまいます。

赤ちゃんは自分が吐いたことにびっくりしていることもあるので、そのような場合は抱っこして、背中をさすって落ち着かせてあげるようにします。

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吐いた後、食事やミルク、水分は与えていいか?

赤ちゃんが吐いた直後は、食事も水分もしばらくは与えないようにします。すぐに食べさせたり飲ませると、また吐き気をもよおして、再び吐いてしまいます。

水分だけでも、と思いがちですが、しばらくは水分も控えるようにします。

赤ちゃんが嘔吐した時に疑われる病気一覧

・かぜ症候群
アデノウイルス、コロナウイスルなどのウイルス感染が原因で、咳やくしゃみ、鼻水、発熱などの症状を伴います。脱水症状に注意しながら安静にしていれば、3~5日で治ります。

・ロタウイルス性胃腸炎
ロタウイルスの感染による胃腸炎で、11月~2月頃に多く発症します。嘔吐の他に、下痢、発熱などの症状が起こります。嘔吐と下痢で脱水症状に陥りやすい為、水分補給をこまめにするようにします。

・食物アレルギー
特定の食物へのアレルギー反応が出ることで、食べた直後から2時間ぐらいの間に発症します。嘔吐、下痢、唇の腫れ、発疹、かゆみなどが出ます。呼吸困難に陥ったり、意識がないなど重症な場合は、至急病院で診察を受ける必要があります。

・肥厚性幽門狭窄症
胃の出口である幽門の筋肉が生まれつき厚く、飲んだり食べたりしたものの通り道が狭くなる病気です。授乳のたびに噴水のように吐くのが特徴です。至急病院で診察を受けるようにして下さい。

・イレウス(腸閉塞)
腸のまひ、感染症などの原因で、腸の一部がつまり、腸の内容物が通過できなくなる病気です。おなかが膨らんで吐く、腹痛で激しく泣くのが特徴です。こちらも大至急、診察を受ける必要があります。

・腸重積
腸の一部が腸の中にめりこんで重なる病気です。圧迫された部分が壊死すると、腹膜炎を起こすこともあります。嘔吐、強い腹痛、血便などの症状が出たら大至急、診察を受けて下さい。

・髄膜炎
脳や脊髄を覆う髄膜が、ウイルスや細菌に感染して起こります。発熱、嘔吐、頭痛などの症状と、首~後頭部が硬くなるのが特徴です。入院治療が必要な病気です。

・細気管支炎
ウイルス感染により、気管支の奥の細気管支炎が炎症を起こす病気です。熱や鼻水、陥没呼吸(助骨の間やみぞおちがペコペコへこむ)などの症状が見られたらすぐに病院で診察を受けて下さい。

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・胃食道性逆流症
胃の入り口の噴門の筋肉が未熟な為、内容物が逆流して吐いてしまう病気です。一度にたくさん飲ませたり、授乳後すぐに寝かせないようにします。もし血を吐いたら、すぐに医療機関を受診するようにして下さい。

・肝炎
母子感染などで肝炎ウイルスに感染することが原因です。元気がなく、発熱や嘔吐を起こし、進行すると黄疸(白目や皮膚が黄色っぽくなる)が出ます。こちらも至急病院で診察を受けて下さい。

・肺炎
激しい咳が出るのが特徴です。激しく咳こんで吐くことがあります。他に、熱や鼻水、陥没呼吸などの症状が見られるのが特徴で、全身状態が悪化しやすい為、早急に病院で治療を受ける必要があります。

・脳炎、脳症
脳に炎症が起こる病気です。吐き気、嘔吐、発熱、けいれん、意識障害が主な症状で、発見が遅れると運動障害、知的障害などの後遺症が残ることもある為、早期発見、早期治療が重要です。

・食中毒
細菌で汚染されたものを飲食した後、数時間~2日の間で発症します。嘔吐、下痢、血便、腹痛、発熱などの症状が出ます。すぐに医療機関を受診して、抗生物質で治療します。

・新生児メレナ
吐いたものやウンチに血が混じります。胃や腸からの出血の他、血液を固める働きが未熟なために脳に出血を起こし、けいれんを起こす場合もあります。早めに病院で診察を受けて治療する必要があります。

・その他
上記で紹介した病気以外にも、食べすぎや飲みすぎ、薬のアレルギー、体調不良、ストレスなどから吐く場合もあります。頭を強く打って吐いた場合は、例え頭から出血していなくても、至急病院へ!!

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赤ちゃんが吐いたら、吐いたものをよく観察し、さらに他の症状がないかなどで、ある程度、病気を見極めることができます。至急、治療が必要な病気もあるので、そのような場合は、時間外でも大至急、医療機関で診察を受けるようにして下さい。

 

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