大人の喘息の症状のチェック方法、原因、治療方法、ステロイドの副作用などのまとめ

風邪をひいた後にいつまでも咳だけが残ったり、他の症状はないのに咳だけが出る、という場合は喘息ぜんそくを疑って、検査を受けることが推奨されます。

咳

実はぜんそくの患者は年々増えていて、子どもに多いと思われがちですが、患者の多くが20歳以上の大人です。ただの風邪、体調不良と思い込んで受診しないで放置すると、気付かないうちにぜんそくの症状が進行して悪化する恐れがあります。

喘息の症状や原因、治療法などについて詳しくまとめました。


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ぜんそくの症状

ぜんそくには様々な症状があり、以下が主な症状です。

・呼吸が苦しい、特に息を吐く時が苦しい
・夜間~明け方に激しくせき込むことが多い
・のどや胸から「ゼイゼイ」「ヒューヒュー」という音がする
・粘り気のある痰がでる
・痰がからんでとれない
・胸が痛む、胸が苦しい
・息切れがする
・のどや胸のあたりに不快感や違和感がある
・息をするとのどや鎖骨の辺りが凹む
・就寝時に息苦しさ、胸苦しさを感じることがある

喘息の発作は、夜間や早朝、さらに季節の変わり目や気温差の激しい時、天気の悪い時、風邪をひいている時、疲れている時に起こりやすい、という傾向もあります。

医者1

ぜんそくの原因

ぜんそく発作の主な誘因はアレルゲンです。アレルゲンが体内に侵入すると、IgEという抗体が作られ、アトピー型反応が起こります。主なアレルゲンは、ダニ、ハウスダスト、動物の毛、花粉、食物などです。

アレルゲン以外の誘因では、タバコの煙や薬、感染症、ストレス、汚れた空気、天候の変化などがあり、これらによって引き起こされる発作を非アトピー型反応と呼びます。

どれかひとつが誘因になることはなく、いくつかのものが複雑に絡みあって発作を起こすことが一般的です。

ぜんそくの治療法

ぜんそくの治療は薬物療法が中心となります。

治療で使われる薬は、経口薬、吸入薬、貼付薬、点滴薬などで、長期管理薬と発作治療薬の2つに目的は大きく分けられます。

・長期管理薬
症状を管理するのが主な目的で、長期間用いることで、発作を起こさないようにする為の薬です。

・発作治療薬
発作をしずめる薬で、応急的に用います。

どの薬をどのぐらい用いるかは、ぜんそく治療のガイドラインが基準となり、重症度を4つの段階に分けて、個人の症状に合わせて用いる薬の種類、量が調整されます。症状が改善されてくると、薬の量も徐々に減らされます。

薬1

ステロイド薬の副作用

ぜんそく治療で使われる薬の中で、最も強い抗炎症作用を持ち、喘息の根本治療に欠かせないのが吸入タイプのステロイド薬です。吸入ステロイド薬は気道に炎症を起こさせる反応を根本からしっかりと抑えこみ、強力に炎症を鎮める効果があります。

ただ、ステロイドというと副作用が気になる、という方が多いですよね?ぜんそくの発作予防に用いる吸入薬は、使用する量がマイクログラム単位と少なく、肺局所のみに作用する為、全身への影響はほとんどありません。さらに気道の粘膜で吸収されず血中に入った分は、すみやかに肝臓で代謝されて薬の効果はなくなるので、ほとんど害もありません。副作用を怖がって使うのを控えるより、発作を起こしてしまう方が危険といえます。

●吸入ステロイド薬の副作用

・口の中の違和感
・口腔カンジタ症
・声がれ
・咳
・のどがヒリヒリするなどの痛み

これらの副作用は、吸入後にうがいをするなどで予防することができます。

ぜんそくに市販の風邪薬は使わない!!

ぜんそくは気道が炎症を起こす病気なので、風邪やインフルエンザなどの呼吸器の感染症には特に注意が必要です。かぜ、インフルエンザにかかると、ウイルスの感染によってサイトカインが動員され、気道の粘膜が炎症を起こし、過敏性が高まります。その為、ぜんそくの症状が悪化したり、急な発作を招くことがあります。

ただ、かぜをひいた場合でも市販の薬を使うのはNGです!!市販のかぜ薬にはアスピリンやイブプロフェン、メフェナム酸などの非ステロイド系の解熱消炎鎮痛薬が配合されているものが多く、アスピリンぜんそくの発作を招く危険があります。

また、ふだん使用しているぜんそくの薬との飲み合わせもある為、風邪やインルエンザにかかっても、市販のかぜ薬は使わないようにしましょう。

ダメ1

ぜんそくは放っておいて治る病気ではありません。ただの風邪、ちょっと咳が続くなと思って放置している間に、どんどん悪化してしまうので、咳が長引くような場合は、呼吸器科かアレルギー科を受診して、詳しく検査を受けるようにしましょう。

 

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