おせち料理の由来と意味、保存方法、期間などのまとめ

日本の正月の料理に欠かせないのがおせち料理ですよね。おせち料理には様々な意味が込められていますが、ひとつひとつの料理の意味、由来をご存知ですか?

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おせち料理の意味や由来、さらに気になる保存方法や保存期間などについて詳しくまとめました。


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おせち料理の意味、由来

おせち料理は、お節句(おせっく)がなまった言葉で、節のけじめごと、いわゆる五節句に紙にささげる料理の事を表していました。1月7日の人日(じんじつ)の日は、元日のお祝いを兼ねて特に盛大に祝うようになり、この1年でいちばん大切なお正月の料理だけに「お節」(おせち)という言葉が残ったのが、現在のおせち料理の始まり、と言われています。

お正月におせち料理を食べるのは、神にささげた料理を家族みんなで頂く、神様を迎えているお正月に台所でばたばたと騒がしくしない、などの意味があり、ここ最近では、日々家事に忙しい主婦が、せめてお正月の三が日の間は料理もせずに休める為の保存食、という解釈もされています。

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おせち料理の中に入れられている料理、それぞれの意味とは?

●黒豆

黒豆には1年の邪気をはらってまめに暮らせるように、との願いが込められています。黒まめを煮る方法は、地域によって違いがありますが、煮汁を多めにしてふっくらと甘めに煮るのが関西風、しょうゆを加えて甘辛く味付けして、豆の表面にシワが寄るように煮るのが関東風、と言われています。

黒豆は、密閉容器に入れて冷蔵庫で4~5日は味が変わることなく保存できます。1週間以上もたせたい場合は、1度火にかけて煮立て、冷まします。煮汁を多めにして、豆に煮汁がかぶる程度にしておくと、まめがふっくらと長持ちします。

●数の子

数の子はニシンの卵で、ニシンと言えば「二親」と通じて、子宝に恵まれるという語呂合わせから、おせち料理に使われるようになりました。1腹に5~10万個の卵があり、これを漬けこんで味わう為、子々孫々まで子宝に恵まれるというお正月らしい料理です。

数の子は長期間保存が可能で、密閉容器に漬け汁と一緒に入れておけば2~3週間は保存が可能です。ただ長時間漬けておくと、しょっぱくなってしまうので、塩出しの時間によって漬け汁の味を調整する必要があります。

塩出ししたものを、酒とみりんでのばした酒粕とみその漬け床に入れて保存すると、また違った味が楽しめます。

●昆布巻き

コンブは「よろこぶ」の語呂合わせから、お正月料理だけではなく、おめでたい席に欠かせない料理です。語呂合わせでめでたいだけでなく、コンブには滋養がある点も、新年の献立にふさわしいもの、と言えます。昆布巻きは密閉容器に入れて、冷蔵庫で1週間ほど保存が可能です。

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●ごまめ

ごまめは「田作り」と呼ばれ、田畑を耕すのにごまめを肥料にしたところ、実り多い収穫を得たというところから豊年万作のシンボルとされています。地方によっては五万米とあて字をするところもあります。

大人用のごまめには七味唐辛子、子ども用のごまめにはケシの実を振ると、味の変化を楽しむことができます。

ごまめは常温でも涼しいところなら3~4日保存が可能ですが、冷蔵庫に入れると安心です。

●だて巻き

卵料理は子孫繁栄の象徴です。おせち料理に入れる卵料理はだて巻きが一般的ですが、これは東の地方で、西の地方ではの巻きという二色卵の一種が作られます。

市販の伊達巻きなら10日ほど日持ちしますが、家庭で作ったものは保存期間は4~5日程度です。

●なます

神聖な色の「白」と慶事の色の「紅」をダイコンとニンジンで表したのがなますです。昔からの保存食で、殺菌効果があるお酢をたっぷり使うのが特徴です。ダイコンとニンジンだけで作ったものは紅白なますと呼ばれ、お正月やおめでたい席に欠かせない一品です。

5日ほど日持ちしますが、取り出す時は必ずきれいな箸で取るようにします。また、さらに日持ちさせたい場合は、甘酢をひと煮立ちさせて冷ましてから漬けこみます。

●お煮しめ

根菜などの野菜を一緒に煮たお煮しめには、家族が仲良く一緒に結ばれる、という意味が込められています。お煮しめにつかう具材も、子宝に恵まれる里芋、子どもがすくすく育つ、立身出世を願ったたけのこ、将来の見通しがよい蓮根などが使われています。

煮ものを保存する時は、まずは完全に冷ましてから保存容器に移して保存します。味付けが濃いものなら1週間ほど、関西風の薄味は、2~3日程度です。

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おせち料理にはこのような意味、由来がある、というのをご存知でしたでしょうか?最近では、おせち料理をわざわざ作るのは面倒、ということで家で作る家庭も減り、市販のものを買う、通販で注文する、もしくはお正月でもおせち料理を食べない、という家庭も増えてきましたよね。

おせち料理に込められた意味、由来を知ることで、おせち料理、作ってみようかな、と考え直す方も多いのではないでしょうか?新しい年の始まりには、祝い膳をセットして、家族で新年をお祝いしてはいかがでしょうか?

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