妊娠中に子宮筋腫発見!流産や早産の可能性は?

子宮筋腫は、筋腫があっても自覚症状がないことが多く、妊娠発覚と同時に見つかるケースもあります。

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妊娠中に子宮筋腫が見つかった場合、治療が必要か、経過観察で大丈夫なのか?流産や早産の可能性はあるのか?などについてまとめました。


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妊娠中に子宮筋腫が見つかったら?

上でも記載した通り、妊娠と診断されると同時に子宮筋腫が発見されるケースは決して珍しくありません。

子宮筋腫があると、胎児に悪影響を及ぼすのでは?と心配になることが多いと思いますが、基本的には妊娠中に子宮筋腫が見つかった場合、特に治療はせずに経過観察になるケースがほとんどです。

胎児に栄養を運ぶ血管と子宮筋腫にいく血管は、元々は同じ動脈から枝分かれしたものですが、血管の太さには十分な余裕があります。その為、胎児に必要な栄養が子宮筋腫にとられる心配はなく、子宮筋腫があるからといって、胎児が栄養不足で成長不良になることはありません。

子宮筋腫が胎児を圧迫するのでは?と心配される方も多いようですが、子宮筋腫が胎児を圧迫して、胎児が成長不良になる心配もありません。お腹の中には十分なスペースがあり、さらに子宮筋腫自体も妊娠が進むにつれて変性して柔らかくなります。つきたてのお餅ぐらいの柔らかさなので、胎児を圧迫するほどではありません。

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子宮筋腫は卵巣ホルモンの影響を受けて大きくなりますが、妊娠中はこの卵巣ホルモンが胎盤からたくさん分泌されます。しかし大きくなりやすいのは妊娠初期だけで、中期~後期には小さくなることの方が多いです。

また、子宮筋腫によって多少子宮が変形することがありますが、胎児はそれに合わせて自分で位置をうまく確保することができます。

妊娠中に子宮筋腫があると、早産、流産しやすくなる?

妊娠中に子宮筋腫が見つかっても、ほとんどの場合が経過観察となりますが、大きい子宮筋腫があると、流産する頻度が高くなる、という報告はあります。

また、一般的な早産の確率は約5%ですが、子宮筋腫があると早産率は約9%になる、というデータもあります。

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妊娠中に子宮筋腫が見つかって、治療が必要なケースとは?

妊娠と同時に子宮筋腫が見つかっても、ほとんどが経過観察されます。ただ、治療が必要になるケースもあります。

有茎性のしょう膜下筋腫がねじれて強い痛みがある場合は、子宮収縮を起こして流産、早産につながる可能性がある為、子宮筋腫核手術が行われることもあります。

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子宮筋腫がある場合、出産は帝王切開?

子宮筋腫があるからといって、すべの人が帝王切開になる訳ではありません。

子宮筋腫があって帝王切開になるのは、胎児の頭より子宮筋腫が下にある場合と、子宮筋腫の為に骨盤位(逆子)や横位になった場合です。

子宮筋腫が胎児の頭より下にあるケースは、子宮頸部筋腫で起こります。胎児の頭の位置より下に子宮筋腫があるように見えても、出産予定日が近づくと、その位置関係が逆転することもあります。その為、帝王切開にするかどうかは、出産予定日が近くなってから判断されます。

帝王切開で同時に子宮筋腫は摘出できる?

子宮筋腫があると、帝王切開での出産を希望し、帝王切開の際に、一緒に子宮筋腫も摘出して欲しい、と希望する患者もいるそうです。

しかし、原則としてできません。妊娠中は子宮への血流量が増えていて、出血量が多くなる為です。また、子宮筋腫を核出した傷口から感染を起こす可能性もあります。

ただ、簡単に切除できるものや、分娩の為に切開する子宮壁に子宮筋腫があり、傷口の縫合の邪魔になるような場合は、対応することもあります。

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子宮筋腫があると、分娩後の出血量が多い?

通常は、分娩後は胎盤が子宮壁からはがれた後の出血は、子宮が収縮することにとって自然に止まるようになっています。しかし、大きな子宮筋腫があると、子宮収縮を邪魔して出血量が多くなることがあります。

ただ、医師はこのようなケースに備えている為、特に心配はありません。

出産すると子宮筋腫は小さくなる?

妊娠中は胎盤から出る卵巣ホルモンの作用で、子宮筋腫が大きくなることがありますが、出産後は、卵巣ホルモンの分泌量が減る為、子宮筋腫の大きさはそれ以上に大きくなることはありません。

そのままの大きさ、もしくは小さくなることの方が多いです。妊娠中に大きくなった子宮筋腫を、出産が終わってから摘出したい、と考える人が多いですが、摘出するか、しないかは、出産後の子宮筋腫の変化を見て、ゆっくり考えればOKです。

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子宮筋腫があるからと言って、必ず治療が必要になるとは限りません。医師が摘出した方が良いと言った場合でも、医師の説明に納得できないのであれば、信頼できる医師を見つける為に、セカンドオピニオンを受けるのが推奨されます。

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