突然耳が聞こえなくなる、めまい、吐き気がするのは突発性難聴?

耳が突然聞こえなくなる、耳がつまった感じがする、このような聴覚障害が現れた時に疑われるのが突発性難聴です。

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突発性難聴は難聴が現れてから1~2週間以内に治療を開始しないと回復が難しくなる為、すぐに耳鼻咽喉科を受診する必要があります。

突発性難聴の症状や原因、治療法、その他の難聴を伴う病気との違いなどについて詳しくまとめました。


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突発性難聴とは?

突発性難聴とは、その名の通り、ある日突然、急に耳が聞こえなくなる耳が詰まった感じがする耳鳴りがするなどの聴覚障害が起こる病気です。

症状は聴覚障害の他に、

・めまい
・吐き気

を伴うこともあります。

聴覚障害が起こるのは片側の耳だけで、両耳に聴覚障害が起こることはありません。急に聴覚障害が起こり、何月何日の何時頃、何をしている時に、と明確に症状が現れた時のことを覚えているほど、突然起こります。

突発性難聴の患者は年々増えており、ここ10年ほどで患者数は1.5倍に増えたと言われています。また、患者には男女差、年齢差はありません。子どもからお年寄りまで幅広い年代の人に発症しています。

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突発性難聴の詳しい症状

突発性難聴の症状は、人によって異なります。

聞こえなくなるなどの聴覚障害が現れる前後に耳鳴りがする、という人もいます。耳鳴りの音も人によって様々で、キーンとい高い音がする人もいれは、ゴーンという低い音がする人もいます。

耳が詰まる感じ(耳閉感)、ぐるぐる回るめまい、吐き気などを伴うこともあります。めまいは10分ほどで治まる場合もあれば、数日に渡って続く場合もあります。耳の聞こえが良くなればめまいは治まり、それ以上繰り返すことはありません。

めまいと聴覚障害が症状として現れる病気には、突発性難聴の他にメニエール病があります。詳しくはコチラ > メニエール病とは?

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突発性難聴の原因

突発性難聴は、内耳の蝸牛(かぎゅう)にある有毛細胞が障害される為に起こります。有毛細胞は、音を電気信号に変換する働きをしているので、正しい電気信号を脳に送ることができなくなり、聞こえが悪くなるなどの聴覚障害が起こります。

内耳の蝸牛にある有毛細胞が障害される原因は、まだはっきりとはわかっていません。しかし、原因として以下の2つの説が考えられています。

●ウイルス感染
単純ヘルペスやおたふくかぜなど、耳の神経を傷めやすいウイルスに感染し、内耳に障害が起こるのでは?と考えられています。

●血流障害
内耳の血管が細くなったり、血栓が血管を詰まらせたりして血流障害を生じて、それが原因になるのでは?と言われています。

血流障害が起こるのは、糖尿病や高血圧、心臓病などがある人に多く見られます。これらの病気がある人は、血管の柔軟性がなくなる動脈硬化を起こしていることが多い為、内耳の血流も障害される為、と考えられます。

以上の2つが原因では?と考えられていますが、この2つの原因に大きく関係しているのがストレスです。

ストレスがあると血管が収縮して内耳の血流障害が起こったり、免疫の働きが低下して、ウイルスに感染しやすくなると考えられています。

ストレス

突発性難聴の治療法

突発性難聴が疑われる症状が現れたら、すぐに耳鼻咽喉科を受診するようにして下さい。突発性難聴は治療が遅れると回復が難しくなります。その為、遅くても発症から1週間以内には耳鼻咽喉科を受診して下さい。

治療は体と耳の安静、薬物療法の2本柱で行われます。

●体と耳の安静
突発性難聴の原因として過労、ストレスの影響も考えられるので、体の安静を保つようにします。

体だけでなく、耳も安静にすることが重要です。聴覚に障害を受けている時は、普段ならまったく気にならないような大きさの音でも、障害をさらに進めてしまう恐れがある為、大きな音のない、静かな空間で休むようにします。

症状や患者の生活環境によっては、入院が必要になるケースもあります。

●薬物療法
血流障害が疑われる場合は血管拡張剤、ウイルス感染がある場合はステロイド薬、有毛細胞を守る為にビタミン剤が使われます。

薬物療法では内服薬が中心となりますが、耳の中へ直接薬を注入することもあります。薬によっては副作用が出ることもある為、医師から十分な説明を受けるようにして下さい。

薬2

突発性難聴、回復までの目安は?

突発性難聴は、治療を開始してから改善するまでの期間は、約2週間~1ヵ月が目安です。

ただ、先でも述べているように、治療が遅れると回復が難しくなります。有毛細胞はいったん壊れてしまうと再生しない為、そのままにしておくと聴力の回復が難しくなる為です。

治療が遅れると症状が長引きやすくなり、1カ月たって改善しなければ、良くなる見込みは低いと考えられています。

発症時の症状によって、回復にも差があり、発症時の聴力がまったくなかったり、症状にめまいを伴っている場合は、特に回復が難しいと言われています。

医者1

症状は人によって様々で、症状が軽い場合は、医療機関を受診せずに放置してしまうというケースもあります。突発性難聴は、治療を一刻も早く始めるのがカギなので、突発性難聴と疑われる症状が現れた場合は、すぐに耳鼻咽喉科を受診するようにして下さい。

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