激しい下痢、血便が出るのは潰瘍性大腸炎?治る?治らない??

激しい下痢が出たり、血便が出たり、水のような便が出る、これらの症状が現れた時に、潰瘍性大腸炎かいようせいだいちょうえんという病気が疑われます。

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潰瘍性大腸炎は国の指定難病でもあり、完全に治すのは難しいと言われています。そんな潰瘍性大腸炎の症状、治療法などについて詳しくまとめました。


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潰瘍性大腸炎とは?症状は?

潰瘍性大腸炎は、大腸の粘膜に炎症が起こる病気です。国の指定難病になっている病気です。
主な症状は、

・激しい下痢
・血便
・腹痛
・発熱

などで、大腸に炎症が起こり、粘膜がただれることでこのような症状が現れます。

日本の患者数は18万人以上で、さらに増加していて、どの年代でも起こる病気ですが、特に20~40歳代の働き盛りが発病のピークです。

女優、モデルである高橋メアリージュンさんも2013年に潰瘍性大腸炎と診断され、しばらくはおむつをして生活をしていたそうです。

メアリージュンさんは2014年から徐々に回復し、現在は薬なしで生活できるようになり、ほぼ病気になる前と同じ状態に戻っているそうです。

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潰瘍性大腸炎の原因

潰瘍性大腸炎の原因は、はっきりとはわかっていません。が、免疫の異常が関係している、と考えられています。

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潰瘍性大腸炎の治療法

潰瘍性大腸炎は、現在はまだ完全に治すことができません。しかし治療法が進歩しており、よい状態を保つことが可能で、多くの人が症状が治まっている状態を維持することができます。

潰瘍性大腸炎は、炎症が起きて症状が現れる活動期と、炎症が治まって症状も消える寛解期を繰り返します。きちんと治療することで、寛解期を維持することができるのです。

潰瘍性大腸炎で行われる治療は、活動期の症状をできるだけ軽くし、寛解期をなるべく長くすることを目指します。

治療は薬物療法がメインとなり、他に血球成分除去療法もあります。改善が見られない場合は、手術が検討されます。

●薬物療法
薬による治療は3段階に分かれています。

まず最初に使われるのが5-アミノサリチル酸製剤で、効果が不十分だと、2段階目の薬としてステロイド、3段階目の薬として免疫調節薬、免疫抑制剤、抗TNF-α抗体製剤などが加えられていきます。

5-アミノサリチル酸製剤は、外用薬のように大腸の粘膜に直接作用して炎症を抑える薬です。潰瘍性大腸炎の治療の中心となる薬で、軽症~重症まで使われます。

飲み薬(内服薬)の他に、肛門から投与する坐剤、注射剤があります。大腸の炎症の広がり具合によって、適した薬が変わります。

ステロイドは炎症を抑える作用がありますが、長期に渡って使用すると様々な副作用が現れる為、長期間大量に使用することはできません。

投与を開始して2週間以内で有効性を認め、その後は徐々に薬の量を減らしていきます。

ステロイドは効いていても、やめるとすぐに活動気になってしまうようなステロイド依存性がある場合は、炎症を抑制し、寛解期を長期的に維持できる免疫調節薬が使用されます。

また、ステロイドの効果が見られない場合は、免疫抑制剤や、抗TNF-α抗体製剤が使われます。

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●血球成分除去療法
血球成分除去療法とは、血液から炎症を引き起こす活性化した白血球を取り除き、血液を再び体内へ戻す治療法です。

1回にかかる治療時間は1時間程度で、週に1~2回行い、5~10週ほど続けます。入院の必要はなく、外来での治療が可能です。

●手術療法
潰瘍性大腸炎で手術が検討されるのは、薬物療法を行っても十分な改善が見られない場合です。

手術は、部分的に切除しても、残した部分に潰瘍性大腸炎が発症しやすい為、大腸をすべて摘出する手術が行われます。

手術によっては人工肛門になることもあります。人工肛門にならずに肛門を残した場合でも、排便回数が増えるなど、通常の排便はできなくなります。

ただ、手術をすれば潰瘍性大腸炎からは解放され、さらに大腸がんになることもなくなります。

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潰瘍性大腸炎で気をつけるべき食事

潰瘍性大腸炎が活動期の時は、大腸の粘膜に炎症が起きているので、大腸を刺激するような食べ物は控えるべきです。具体的には高脂肪食香辛料などです。

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寛解期は特に食べるものに制限はありません。アルコールも適量なら問題なく摂取してOKです。

ただ、大腸をよい状態に保つ為に、腸内細菌のバランスの乱れを整える必要があるので、食物繊維を豊富に含む食品、発酵食品を積極的に食べることが勧められます。

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潰瘍性大腸炎は先でも述べたように、完全に治すことはできない難病です。ただ、治療の進歩で症状が治まっている状態を維持することができるので、処方された薬を、医師の指示通りに正しく飲むことが大切です。

また、定期的に検査も受けて、うまく付き合っていくようにして下さい。

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