高齢出産はダウン症になる確率は高い?出生前検査費用やリスクなどのまとめ

高齢出産には様々なリスクがありますが、その中でも染色体異常児の増加が
あります。染色体異常児とは、いわゆるダウン症などことです。

妊婦3

高齢出産でダウン症の赤ちゃんが生まれてくる確率や、出生前検査の検査方法や
時期、費用、リスクなどについてまとめました。


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高齢出産のダウン症児が生まれる確率

染色体異常、いわゆるダウン症などの赤ちゃんが生まれるのは、母親の出産年齢に
大きく関係していると言われています。

具体的な数字で見てみると、

●母親が20歳の場合・・・1/15000の割合
●母親が30歳の場合・・・1/400の割合
●母親が35歳の場合・・・1/300の割合
●母親が40歳の場合・・・1/100の割合
●母親が42歳の場合・・・1/50の割合

と、年齢でここまで大きな差があり、母親の年齢が高いほど、異常の現れる割合も
高くなることがわかっています。

泣く赤ちゃん1

染色体異常とは?

染色体異常は、本来は2本で対をなしている染色体のうち、どこかの染色体の数が減って
しまって1本になっていたり、その逆で3本、4本と増えたりしてしまっていることです。

染色体異常というと、ダウン症をイメージする方が多いと思いますが、染色体異常には
代表的なものが3つあります。

染色体異常で代表されるのが、いわゆるダウン症と呼ばれる21トリソミーで、21番染色体が
3本になる為に起こる先天性疾群のことです。

他に、18番染色体が3本になる18トリソミーと、13番染色体が3本になる13トリソミーが
あります。

この3つのパターンの染色体異常で、子どもが成人、さらに老年になるまで人生をまっとう
できるのはダウン症のみで、18トリソミーと13トリソミーは流産や死産になったり、
生後1年以内に亡くなってしまうことがほとんどの為、染色体異常=ダウン症という印象が
世間一般についています。

染色体1

ダウン症かどうか出生前検査はできる?

ダウン症かどうか、出生前に検査する方法はいくつかありますが、その中でも、確定検査と
いって、染色体異常があるかどうかを確定できる検査は羊水検査のみになります。
その他の出生前検査では、確率がわかるのみで、確定はできません。

羊水検査とは?リスクや費用、時期など

羊水検査は、お腹に針を刺して羊水を採取し、採取した羊水を調べる検査方法です。
検査が可能な時期は妊娠15~18週です。

採取した羊水の細胞は約7~10日間培養され、その後、染色体を分析して、染色体の
異常の有無を調べます。羊水には、胎児の上皮細胞が浮遊していて、上皮細胞を培養で
増やして特殊な処理をすることで、胎児の染色体を調べることが可能です。

羊水検査には、流産、感染症、破水、出血などのリスクが伴います。流産の確率は
0.1~0.3%程度と言われています。

費用は病院によって違いますが、10万円~20万円程度です。
病院によって日帰り、1泊入院などの差もある為、費用にも大きく差が出ます。

痛みは、点滴や採血と同じぐらい、とよく言われます。長い針を刺して羊水を採取するので、
相当な痛みを覚悟している方が多いらしく、予想していたより痛くなかった、という感想を
持つ方が多いそうです。

赤ちゃん2

羊水検査以外の出生前検査方法

羊水検査以外にも、出生前検査の方法はありますが、羊水検査以外では、あくまでも
確率がわかるのみで、確定はできません。その為、羊水検査を行う前に、他の検査を
行い、検査の結果で高い確率が出た場合に、羊水検査を行う、というケースも多いです。

・母体血清マーカー検査

妊娠15~18週に、妊婦の血液を採取して、血液中の成分を分析する検査方法です。
費用は2~3万円程度です。

・絨毛検査

妊娠10~14週に行う検査で、お腹、もしくは膣から針を刺して、胎盤組織である絨毛を
採取して培養し、染色体異常の有無を調べる検査方法です。羊水検査と似ていて、
ほぼ同じ検査内容ですが、羊水検査よりも流産、破水の確率がやや高い検査方法です。
検査費用は15~20万円程度です。

・着床前検査(受精卵検査)

この検査方法は、倫理的観点から、重篤な遺伝子性疾患のある子どもを出産する可能性や、
遺伝子変異、染色体異常の原因を保持している、習慣流産を繰り返している場合にのみ
認められた検査方法です。

検査の内容は、受精卵が8細胞くらいに分割した頃に、受精卵の細胞の一部を摂って、
染色体や遺伝子を検査します。検査の結果、病気の遺伝子、染色体異常のなかった
受精卵を選んで、胎内に戻します。

検査にかかる費用は受精卵1個につき10~15万円程度です。

・無侵襲的出生前遺伝学的検査(NIPT)

新型出生前検査と呼ばれる検査方法で、血液に含まれる胎児のDNAを解析して、
染色体異常の確率を検出します。検査は妊娠10週以降なら可能で、母体、胎児への
身体的はほぼありません。

妊娠初期で検査が可能、さらに検査精度も高いですが、検査が可能なのは、高齢出産と
される35歳以上の妊婦に限られます。

精度は高くても、あくまでも確率なので、確定する場合には、やはり羊水検査が必要です。
検査費用は20~25万円程度です。

・母体血清マーカー検査+NT検査

新手法の出生前検査と言われ、最新の出生前検査方法です。妊娠11~14週から検査可能で、
妊婦の血液検査と、超音波で胎児の首の後ろのむくみを測る検査を組み合わせて、その
結果とさらに妊婦の年齢を考慮して、染色体異常の確率を出します。

異常が見つかるのは、ダウン症が約83%、18トリソミーが80%と高確率ですが、やはり
確率で確定はできない為、確定するには羊水検査が必要になります。
検査費用は約2万5千円で、年齢制限はありません。

幸せな家族1

出生前検査は倫理的な問題などもあり、病院によっては積極的に行っていない、断られる
場合もあります。

出生前検査は、現在通っている病院、クリニックで受ける必要はないので、他の施設で
受けても何も問題ありません。

むしろ、サポート体制のしっかり整った施設、病院選びが重要です。検査結果が異常あり
だった場合、その後の対応をしっかりしてくれる施設を探す必要があります。

出生前検査は任意検査です。パートナーとよく話し合い、検査結果によって今後どうするのか
しっかり意識を合わせておくことが、何よりも重要です。

 

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