猫の尿の量が多い、水をよく飲む病気は糖尿病かも?症状別でわかる病気一覧

猫はあまり水を飲まない為、尿の量も少ないですが、水を多く飲むようになり、尿の量、回数が増えている場合は、糖尿病などの病気の可能性もあります。

猫トイレ1

水を多く飲む、尿の量が多い以外の症状から考えられる病気を、一覧でまとめました。


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<症状>
・メスで呼吸があらい、嘔吐、おなかが膨らむなどの症状をともなう

<考えられる病気>
・子宮蓄膿症

子宮蓄膿症とは、子宮に細菌が感染して炎症を起こし、膿がたまる病気です。命に関わる大きな病気ですが、猫に発症する例はそれほど多くはありません。

症状は、元気がなくなり水を多く飲むようになり、尿の量が増えます。ほとんどの場合、外陰部が腫れてきます。陰部に膿などの分泌物が出てくる解放性のタイプと、子宮の内部に大量の膿がたまって妊娠したようにお腹がふくれ、嘔吐や下痢などの症状を引き起こす貯留性のタイプがあります。

発症するのは、年をとった老猫に多く、発情期には細菌が侵入しやすいので、発情期以降に多いのが特徴です。

治療は、通常は手術によって子宮と卵巣を摘出します。体が弱っている場合は、抗生剤などの投与によって治療することも可能ですが、この方法は長期間かかることもあります。猫の繁殖を望まない場合は不妊施術を行えば、この病気にかかるのを防ぐことができます。
子宮蓄膿症が疑われる場合は、大至急病院へ!!

<症状>
・食欲がなく痩せてきた
・毛が抜ける
・お腹が張っている

<考えられる病気>

・糖尿病
猫の糖尿病は2つのタイプがあり、膵臓から分泌される血糖値をコントロールする為のホルモンであるインスリンが不足して起こるインスリン依存性の糖尿病と、他に原因がある非インスリン性糖尿病で、血液中に糖が増えて、様々な不調が起こります。

症状は、喉が渇くようになり、たくさんの水を飲み、尿の量が増える多飲多尿の症状が見られるようになり、食べる量が増えることもあります。代謝が悪くなっているので、食べる量は増えても体重は減っていきます。

目や唇の粘膜が黄色くなる黄疸の症状が出たり、症状が進むと糖尿病性白内障や糖尿病性腎臓症などの合併症が現れます。放置すると、糖尿病性ケトアシトードスという状態になって脱水や昏睡を起こし、命にかかわることもあります。

原因は遺伝的なものの他に、太り過ぎ、ストレス、発情期後期に分泌されるホルモンの関係などがあります。ステロイド剤や利尿剤の服用が糖尿病を引き起こすこともあります。

治療法は食事療法が基本ですが、インスリン依存性で症状が重い場合は、獣医師の指示に従って、飼い主が毎日注射する場合もあります。非インスリン依存性の場合は、体重を減らすことや内服薬でコントロールできることがあります。

 

・慢性腎不全
腎臓の機能が75%以上失われた状態になっていることを言います。腎不全は猫の死因の中で、最も多い病気のひとつです。ほとんどの猫がこの病気にかかっていると言われています。

慢性腎不全は、急性と違って数年に渡って病気が進行しているので、はっきりした症状が出るまで時間がかかります。

色の薄い尿が多くなり、水を多く飲むようになります。次第に食欲がなくなり痩せて、毛ヅヤも悪くなります。時々、嘔吐、貧血を起こしたり、元気がなくなります。

原因は加齢によって腎臓が壊れて委縮し、尿を作る機能が低下する為に起こります。腎機能は二度と回復はせず悪化していくだけなので、治療法は症状を緩和させる食事療法、薬物投与、輸液などが症状に合わせて行われます。

・糸球体腎炎
糸球体は、腎臓の中に細い血管が集まって毛糸玉のようになった器官で、血液をろ過する機能を持っています。糸球体腎炎は、急性腎不全や慢性腎不全の原因となりますが、軽い場合は、特に症状がなく気付きにくい病気です。

他の病気にともなって起こることが多いので、その原因となった病気によって症状は様々です。一般的には、食欲が落ちて体重が減り、水を多く飲み、尿の量が増えます。

原因も様々で、治療は原因となる病気が判明すれば、その病気の治療が行われます。

・上皮小体機能亢進症
上皮小体ホルモンの一種が過剰に分泌されて、カルシウムの代謝に障害が出ます。カルシウムが溶けだして骨がもろくなり、骨が変形したり骨折しやすくなる病気です。

生後8~20週ぐらいの猫に発症することが多く、動作、歩き方がぎこちなくなります。痛みがあるので、触られるのも嫌がります。病気が重くなると、手足の関節が変形したり、脊椎が曲がって神経に障害をもたらします。

原因は食事でのカルシウム不足ですが、カルシウムを十分に与えていても、食事の中にリンが多く含まれすぎているとリンがカルシウムを体外に排出するので、この病気が起こることもあります。

主な治療法は、運動を制限して、カルシウムとリンのバランスが取れた食事を摂ることです。症状が重い時は、注射やサプリによってカルシウムを補うこともあります。

猫1

<症状>
・食欲があるのに痩せてきた

<考えられる病気>

・甲状腺機能亢進症
成長を促進したり、代謝を進める甲状腺からのホルモンが、必要以上に分泌されてしまう病気で、発症するのは10歳以上の高齢猫が多いです。

症状の一番の特徴は、元気に見えてよく食べるのに、体重が減ってくる点です。水を大量に飲んで尿の量が増える多飲多尿の症状が出てきます。

さらに性格にも変化が現れ、落ち着きがなくなる、攻撃的になる、目つきがぎらぎらしている、などがあります。

毛づやが悪くなって毛が抜けやすくなったり、下痢や嘔吐が多くなり、暑がりにもなります。甲状腺が腫瘍化するので、首の上の方を触るとわかることもあります。

治療は、甲状腺ホルモンの合成をさまたげる薬を投与するのが一般的ですが、外科手術によって腫瘍を切除する方法もあります。

猫2

猫は年をとると腎臓の機能が低下し徐々に病気が進行して腎不全になることが多いので、特に老猫は水を飲む量、尿の量などをよく観察する必要があります。

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